園長から新年のご挨拶
2024年1月04日
2024年の新しい年を迎えました。
あけぼのブログをご覧の皆様のご健康とご多幸をお祈りいたします。
新年にあたり八木重吉氏の詩を紹介します。冬休みの間我が子と接する中で思い出した詩です。
ねころんでいたらば うまのりになっていた桃子がそっとせなかへ人形をのせていってしまった
うたをうたいながらあっちへいってしまった
そのささやかな人形のおもみがうれしくて
はらばいになったまま 胸をふくらませてみたりつぼめたりしていた
父である作者は、人形を自分の代わりに背中へ置いていった幼い娘のやさしさがうれしいのでしょう。親子の何ということのないひとこまを、美しい詩として残しました。
子どもとの日常にはやさしく美しい時間が流れる瞬間があります。
保育者として3児の父として、それに気づける心を持って子どもに関われるようでありたいと、年のはじめにあたり念じています。
この一年の皆様のご健康と豊かな幸福がありますようにお祈り申しあげます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。